お茶の間勢の独り言

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(ネタバレ有り)名探偵コナン『緋色の弾丸』感想

 有給休暇を取得し、初日初回を観るぞと意気込んでおりましたが、叶わず(笑)
 と言いますのも、鳥取に異動となった知人に会うために急遽鳥取まで移動していたため。
 ……知人宅の最寄が鬼太郎空港のため、今回はコナン空港発着便には乗れませんでしたが、次回はコナン空港に(車で)行く予定。
 (尤も、数年前にコナン空港観光済みですが(*´ω`*))

 地元でパンフを入手後、金夜に『緋色の弾丸』を鑑賞し、翌日に青山剛昌ふるさと館探訪、日曜朝に帰路へ……という、なかなか贅沢なコナンライフだったかと思います。
 (くら寿司が混雑していたため、コナングッズは入手できんかったorz)

 ちなみに。
 ふるさと館では現在、『さざ波シリーズ』のペン入れ原稿が展示されていました。
 二度目の来訪(前回はGWシーズン)でしたが、大盛況の前回とは異なり館内はガラッガラ。
 初めて『ターボエンジン付きスケートボード体験』が出来ました。
 ……『バーチャルジャパンプロジェクト(でしたっけ??)』ばりの酷いポリゴンは、そろそろアップデートした方がええんじゃないかな(笑)
 


〈映画本編感想〉
【簡易】
●灰原派(コ哀派)大満足!!……やっぱり探偵に相応しい嫁は灰原だぜ。
●被害額が過去最高の割に、地味な印象を受ける。
●剛昌の要望を全て採用するのはイクナイ(笑)
 
 
【感想】
◎灰原について
 同行者(私と同じく灰原派)も満足する程の灰原推し(笑)
 ネットの感想を見ても、赤井家より灰原へのコメントが多い模様。
 原作勢は灰原と赤井家が血縁関係(familyではなくrelatives)だと理解しているため、灰原大活躍でも違和感は少ない筈。

 ……とはいえ、『映画とたまにアニメを見る程度』の熱量の観客にとっては、灰原の美味しいとこ取りに不満が出るやも……
 アバンで『メアリーと灰原の血縁関係を示唆』する演出を入れた方が親切だったでしょうね。

 昨今の映画では、『灰原活躍=コナンの使いっぱしり』の印象が強いのですが、今作ではそれだけではなく、灰原の魅力が存分に詰まっています。

 まず、『〜だって子供だもの』と言いながら、髪を掻き上げる姿が滅茶苦茶可愛い!!
 (一応子供を演じているコナンと違い、)灰原は子供ぶることはまずしません。
(組織から逃れる為にも、子供らしく振る舞え!!…とも思いますがね)
 自身は子供であると主張しつつも、仕草は大人……というアンバランスさが素敵。
 終盤での、『〜化学が好きなだけの子供〜』もそうですね。

 
 また、灰原の専門分野(医学&化学)でコナンを上回っている描写が見られたのも良いですね。
 解析ソフトにデータを入力するような、博士の代替ポジションではなくて、灰原の知識経験がコナンの推理に役立つところが見たかったので。
(博士の出番減は緒方さんへの配慮であって、灰原優遇の為ではないかと……念の為)


 ちなみに、『クエンチ MRI』で検索すると国内の事故例が何件かヒットしましたので、技師なら灰原の助言がなくても気が付きそうな気はします(笑)

 


 『原作の灰原は出しゃばらないのに、アニメでは〜』という、蘭派の主張を度々耳にしますが、原作でもコナン不在時に灰原が推理するシーンはありますし、(主に少年探偵団の御守りとはいえ)その時コナンが灰原に任せたい務めをちゃんと果たしているキャラだと思いますがね。
 (“関心のあること”に関しては、割と首突っ込むキャラですし) 

 ……まぁ、アニメスタッフや(今作に限らず)脚本家陣が灰原を贔屓しているのは、灰原ヲタでも否定はできないが(笑)

 その最たるものは、リニア到着後、灰原&蘭がコナン達と対面するシーンでしょう。

 コナンを心配してギュと抱き締める蘭。それに応えるコナン。
 その裏で、DBバッジを掲げることでコナンは灰原に感謝の意を伝えます。
 勿論、灰原はそのメッセージを理解している。
 ……その様子を見て、『あらま!!』といった仕草を見せるエリー。

 まるで、『嫁が真横にいる中、堂々と愛人にアイコンタクトする浮気男』ですよ(笑)
 この描写をよく剛昌が許したなぁ……と驚きました。

 蘭派と灰原派の戦争に燃料を与えるようなもんですよ。
 『主人公のことを一番理解しているキャラが本命ヒロインになれない漫画』って、ファンの間で漏れなく荒れますから(笑)
 
 まぁ、灰原優遇の妥協案として、『崩壊したリニアからコナン達を発見するのは蘭が介入してから』にしたのでしょう。
 灰原派としては、喜ばしくない描写ではあるが(笑)
 (メタ的に必要な描写だとはわかっていても……)


◎赤井家について
 赤井一辺倒にならずに、4人の個性を余すことなく描いていたかと。

 特に、将棋をカーチェイスに置き換えることで、本来動的シーンでは描きにくい秀吉の能力(プロ棋士で記憶力&推理力抜群)を上手く描写しているなーと思いました。
(名古屋神奈川共に、現地を知っているとより楽しめるかと)
 

 一方で、(剛昌が)『緋色の弾丸』をやりたいがために、赤井は余計な狙撃をしている気もするが……
(元FBI長官とコンタクト出来るのならば、赤井が犯人を狙撃する必要なし。そもそも赤井の狙撃が、リニア崩壊に拍車をかけているような……??)

 昴vs世良も余計。
 (メタ的には)共闘すべきキャラ同士が無意味な戦いを繰り広げるのは、『純黒の悪夢』を彷彿とさせますわ……

 ……いや、今作に限らず、観客が『これ要らないのでは??』と疑問に思うシーンは恐らく全て剛昌がねじ込んだシーンでしょう(笑)
 『名探偵コナンらしさ』を彩るためには必要なシーンかもしれませんが、純粋なシナリオ上では余計なシーン(地上波放送時のカット枠とも言う)ですよ。
 ゲストキャラの石岡エリーの紹介カットも仮面ヤイバーも冗長過ぎるー。
 

 で。
 剛昌渾身の追加シーンにより、由美の株が大幅に下がっています。
 ……元々原作では良い立ち位置ではないものの(園子枠ですし)、今では秀吉の嫁候補として大出世した身。

 正式なプロポーズ&家族との顔合わせくらいあると期待していたのに……
(世良との顔合わせぐらいは原作の進捗に影響なかろうよ)

 真っ昼間から酒をかっこみ、泥酔状態で車道に飛び出す。
 ……警官じゃなくてもアウトですよ!!
 しかも赤井の車で嘔吐しとるし……
 (泥酔者を長時間車で振り回すのも悪い。先にホテルに送っとけよ……)

 第三者視点でも、『此奴を嫁にするのは止めとけ!!』と言いたくなるレベル。
 況してや家族なら……

 『剛昌お気に入りヒロイン(蘭、佐藤)のポジションを揺るがすキャラ』には、真っ当なラブコメをやらせないってこと??

 
 映画先出し情報としては、『世良が〈コナン=新一〉の証拠を掴んだ』ことばかりクローズアップされている気がしますが、『赤井&メアリーがお互いの現状を察した』点が重要な気が。
 メアリーが乗り込んだ先がマスタングではなくスバルというのは、全てを理解しているということの筈。
 近々原作でも赤井家勢揃いするのでは??……そこで由美の紹介があるかもしれん(笑)

『英国大使館の者がメアリー子供化を知っている』も重要ですが……まぁ、英国から入国している時点で協力者がいるのは明らかでしたしね。


◎事件について
 前菜(空港クエンチ)がメインディッシュ(リニア崩壊)の伏線になっている点は、専門知識のない観客にとって親切設計。
 また、痕跡や被害者の証言から、犯人推理も容易。
 (つか、パンフで犯人ネタバレしないでー!!)
 『元FBI長官への連絡をカモフラージュするための一斉電話』も、なるほろ〜!!と感歎してしまいました。
スマホを壊してしまったら、共犯者と連絡取れなくなれますけど、予備スマホも持っているのだろうか??)

 というわけで、トリック面では綺麗に伏線回収しており、流石櫻井さんやなと。

 その一方で、犯罪規模に対して動機が酷い(コナンあるあるではあるが……)し、事件の背景にある15年前の事件の情報が碌に描かれていない点がモヤモヤします(笑)

 一介の寿司屋が何故テロリストになったんや……orz
 
 
 そもそも、オリンピックとリニアはそれぞれ単独で映画化した方が良かったのでは??
 一大テーマを2つも一気に消化してしまうのは勿体無かった。

 あと、『オリンピック開催反対派』や『リニア開通反対派(某県知事??)』が現実世界で大暴れしているため、犯人の表向きの動機をそれにするのは気を引けたのはわかるが、そうした方がシンプルで良かったと思う。
 

 リニア建設中止(何十年も前から告知しているのに一向に完成の目処が立たない)は兎も角、東京オリンピック延期(中止??)は流石に制作陣も予期していなかった筈。
 劇中では開催されたか明言されていないが、警備上の都合から少なくとも延期は必至。
 
 更に、クエンチは数日前に発生した『駐車場CO2噴射事故』を、リニア脱線(??胴体着陸でいいのか??)は福知山事故(事故発生日が4/25)を連想させます。
 
 コナンで起きる事件は突拍子もないものばかりですが、何れも現実で起きうる範囲の事件なんだなぁ……



【来年のメインは……】
 予告によると警察学校組ですが、話そうDAYによると高木佐藤ペアがメインとのこと。
 腐向けだと揶揄されていますが、警察学校組スピンオフは普通に面白いですよ。
 組織の核心に迫るキャラが複数いることからも期待大!!